地盤は強いのか

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熱海の土石流では多くの人に被害が及んだ。
原因や因果関係などに関しては今後調査がされるという。
熱海の方々へのインタビューで、熱海は地盤が強いのが自慢だったという話が出ていた。
伊豆半島は海から日本列島の陸地にぶつかって出来た半島で、日本列島とは地質が異なるのだそうだ。
地下は岩盤があり強固で、特に南側は地盤が強いと言われる。

実際横浜と比較すると、地震の時の揺れが全く違う。
神奈川県や東京都はこんにゃくの上に乗った大地と言われるように、深層地盤が弱い。
なので、地震が起きると大きく長く揺れる。
伊豆では地震で大きく揺れると言うより、ガンッとかドンッみたいな感じで震動が伝わってくる事が多い。

この地盤が強いかどうかと、山が崩れるかどうかは別の問題だ。
地盤が強いというのは地下の深いところに岩盤があるとか、地下数千メートルの所が安定しているという話だ。
一方で崖崩れは、それに比較すれば極めて浅いところで起きる。
地盤が強いというのはまんじゅうの中のあんこが固いみたいなもので、土砂崩れはまんじゅうの薄皮が剥けるようなものだからだ。

川があれば氾濫が起きるし、山があれば土砂崩れが起きる。
海が近ければ津波の被害に遭うかも知れない。
日本において安全な場所はそう多くはない。
平野部でも、千葉県など或いは神奈川県の海に近い場所では土壌の液状化が起きる。

メガソーラーだけではなく、山林の開発には危険が伴う。
今まで何事も無かった土地をいじるわけだから、余程注意しないと事故につながる。
それは宅地の造成でも同じだ。
ただし宅地に関しては様々な規制があるので、安全に考慮しなければならない。
斜面の造成の多い横浜市では、宅地造成に関して厳しい基準が設けられている。
斜面の造成を横浜の事業者に発注すれば間違いないなどと言われる所以だ。

一方でソーラーパネルの設置に関する規定は未だ甘い。
自民党政権になってソーラーパネルなどの構造物を工作物から除外する事になり、規制の及ばない部分も出て来た。

「建築基準法施行令(昭和25年11月16日政令第338号。以下「令」という。)の一部を改正する政令を平成23年3月25日に閣議決定し、太陽光発電設備等を建築基準法(昭和25年5月24日法律第201号。以下「法」という。)が適用される工
作物から除外する改正(令第138条第1項の改正規定)に関しては平成23年10月1日から施行することとなりました。 」
※工作物とは、土地に接着させて設置した建物以外の人工物のことを指します。

工作物から除外された事によって、様々な規制から解放される事になる。