見えないところに作る

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写真は伊豆の国市にあるソーラー発電所だ。
ソーラーパネルを並べたエリアは道路から離れていて、更には道路より低い場所に位置している。
山なので広い範囲で見れば傾斜地だが、パネルが設置されているところは棚田風に造成されていて、パネル自体は平地に置かれているように見受けられる。
出力は数メガワット程度だと思う。

環境への影響を少なくしながら収益を得るという点で、この位のパネル設置がギリギリの線ではないだろうか。
出力を欲張って斜面にもパネルを並べれば安全性の点で問題が起きやすくなり、道路脇にまでパネルを並べれば景観が損なわれる。

この発電所の場合は、県道からはパネルは全く見えない。
発電所用に作られた道路?からは一部のパネルは見えるのだが、道路の方が低くなっているので全体を見ることは出来ない。

いすれにしても、こうした"使いやすい"土地は既にソーラー発電所になっている。
現在開発が行われようとしている土地は、ソーラー発電所には適さない山などだ。
そこに無理矢理パネルを敷き詰めようとするから問題が起きる。

山や崖へのパネル設置が思うように行かなくなった現在、京セラやソフトバンク系のソーラー事業会社が、農地に目を付けはじめているのもその為だ。
農地維持の為と言って税金を突っ込み、そのあげく作物を作らずに電気を作るようになるのでは、まさに税金の無駄遣いである。

ただ土砂崩れなどの危険性がないという点で、山への設置よりは良いだろう。
問題は景観で、家の隣の畑がソーラーパネルだらけとなれば住んでいる人は気分が良くない。
しかも農地転用型に多い50kW以下の発電設備の場合、各規制が及びにくい。
それに加えて、発電施設のオーナは「俺は環境のために役立っている」的な考えを持っている人もいる。
景観なんて小さな問題だ、地球環境と景観とどちらが大切だと思っているんだ!と凄まれる。