自然も経済もクリチカル

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緑の季節となり、虫が増えてくる。
私は虫が嫌いなのだ。
と言っても山の中に住む以上、虫は避ける事が出来ない。
まあ、虫にしてみれば余計な人間がやってきたと言うところだろうけど。

虫の多さというか種類は毎年同じではない。
スズメバチが多く見られる夏もあれば、そうでない年もある。
毛虫にしても、カメムシにしても、その年によって発生状況は異なる。
何かのインパクトで大きく変化する経済状況と同じく、環境や自然の変化によって昆虫の世界も大きく変わる。

ゴルフ場がメガソーラーになれば、芝はほぼ無くなってしまう。
芝の中を住処としていた昆虫は生息できなくなり、末端の食物連鎖が変化する。
開発が予定されているメガソーラー発電所の開発面積は大きく、自然の変化も大きい事が予想される。
大型の、鹿やタヌキの生態にも変化は現れるだろうが、より小さな昆虫などの状況変化が早く表れる。
大型哺乳類のメガソーラー施設内への侵入が減ると、ネズミなどの小動物が増える可能性がある。
ネズミやリスによる電気事故は各地で起きている。

虫が減って良かったねとなれば良いが、例えばトンボが減ると(捕食されないので)スズメバチが増える。
トカゲが減ると昆虫が増える。
食物連鎖は複雑で、一部が欠ければ全体が変わる。
自然をいじるという事は、様々なリスクを伴う。
いじった自然の中で食物連鎖が安定するまでには、多くの時間を要する。