ヒグラシが鳴く

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夕方になるとヒグラシの声が聞こえる。
東京の郊外に住んでいた頃、蝉の声と言えばアブラゼミだった。
ジージーとなくその声が、蒸し暑さを象徴するかのようだった。
横浜に住むようになり、ミンミンゼミの声を聞くようになった。
蝉と言えばミンミンゼミみたいなイメージもあり、横浜の蝉の声は新鮮でもあった。

伊豆のこの山の中では余り蝉の声は聞かない。
ヒグラシは鳴くのだが、その他の蝉の声は余り聞かない。
昨年はツクツクボウシが鳴いていたが、この夏は未だ声を聞いていない。
熱海の方の低地はクマゼミが多いのだそうだ。

熱海では連日捜索が続いているが、対象の土砂や瓦礫に作業は難航しているようだ。
住宅が土砂に押しつぶされ、住宅に接地されていた太陽電池板も粉々になって土に混ざる。
太陽電池板には寿命があり、徐々に劣化して発電効率が低下する。
物理的に壊れてしまうものもあるが、例え破壊が起きなくても光電変換効率委が低下するので、売電量は減少する。
法定耐用年数は17年、実寿命として20年から30年程度と言われる。
現在の太陽光パネルがリプレイスの時期を迎えると、数千万トンの廃棄物となる。

太陽電池板は種類にもよるが、年間1%程度発電量が低下すると言われる。
(発電効率ではなく、新品時の発電量を100とした場合の低下率)
太陽電池板の発電効率は年々高くなっているので、ある時期には効率の高いパネルに交換した方がお得になる。
それが20年後なのか、或いはもっと早くその時期が来るのかは、太陽電池板の光電変換効率とコストに支配される。

熱海の山がいじられていなければ、もしかしたら災害は起きなかったかも知れない。
或いは条例を遵守した工事が行われていたら、人命は失われなかったかも知れない。
盛り土をした業者は熱海だけではなく、他の地域でも問題を起こしていたそうだ。

50年に一度、100年に一度の大雨などと言われる。
中国の水災では千年に一度の大雨だと言われる。
こうした大雨が毎年のようにどこかで降る現状を見ると、100年に一度の大雨ではなく、100年に1度目の大雨なのではないかと思う。
もしかしたら101年目には100年に2度目の大雨が降るかも知れない。

崩れやすい崖を整備してソーラー発電所を作った例も皆無とは言えないが、それはほんの一部である。
多くの事業者は利益第一安全第二で、とりあえず作ってしまえば後は知らないみたいな工事をする。
熱海のソーラー発電所も山の尾根を削って平らにし、削った土で斜面を埋めて平らな場所を作っている。
鹿児島県枕崎市にある枕崎空港の跡地がメガソーラーになり、約7MWの出力を誇る。
国交相や政治家はどんどん地方空港を作るものの、そもそも需要がないのだから航空機が飛ばない。
空港を造るために巨費を投じ、更には赤字補填に巨額の税金が突っ込まれる。
不要な地方空港をメガソーラー化すれば、2030年目標の再生可能エネルギ率37±1%は達成できるのではないのか。
何なら滅多に車の通らない、不要な高速道路や有料道路もソーラー化で。

何故車が通らないかと言えば有料だからである。
下道を走っても有料道路を走っても旅客時間はさほど変わらない。
そもそも一般道が空いている。
しかも有料道路や高速道路はインターチェンジの場所が決められているため、そこまで行かなければならない。
トラック輸送にしても、有料道路代は燃料費よりも高いと言われるわけで、積極的に使うことが出来ない。

何なら高速道路や有料道路に屋根を付けるように、ソーラーパネルを貼っても良い。
(一部では行われているようだけれど)
電気自動車用の充電設備併用にすれば効率的だ。