倒産が増えている

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ソーラー事業者をはじめとして、その関連企業である工事業者などの倒産が増えている。
雨後の竹の子の如く乱立したソーラー事業者の、自然淘汰が進んでいるとも言える。

昔々は壺売りや印鑑売りが怪しいと言われ、昔は布団売りがやばいと言われ、少し前ならサブリース、そして今はソーラー事業者だ。
どこに勤めているのかと聞かれソーラー事業者だと答えれば、今や街のヤミ金融より信用されないという具合である。

カネになるなら何でもやるのがソーラー屋だ。
農地転用でソーラーパネルを敷き詰める。
設定以上の容量のパネルを設置すれば、日中だけではなく朝晩の発電量も増えますよと投資させる。
バッテリーを付けた方が売電量が増えると言ってバッテリーも付けさせる。
こうして確かに売電量は増えたものの、投資額が莫大になりすぎて20年では回収できなくなる。
ソーラー屋に文句を言ったところで、オーナーの要望通りに工事をしただけですと知らん顔だ。

そもそも太陽光発電に対する知識は持っていない。
どうやって売りつけるかだけを考えているわけだし、そもそも素人を相手にするので知識は要らない。

「この近くで電話の工事がありましたので、この書類に認め印を押してください」と言って契約書にハンコを押させるという、悪徳電話屋と同じ様なものである。
勿論中には真面目な業者もあったとは思うが、グレシャムの法則の如く悪いやつほど大きな利益を手にすることになる。
そして悪徳業者は次なる獲物を求めてソーラー事業をたたみ姿を消す。
残るのはオーナーの借金と、不良工事で傾いたソーラーパネルだ。

こうして業界全体のイメージが地に落ちると、投資家も離れていく。
工事用部材の価格上昇、ソーラーパネルの価格上昇は事業に対する面白味を少なくする。
投資家が離れ金融機関が資金回収に向きを変えると、巨額な負債を抱えてソーラー事業者が倒産する。
こうしてソーラーバブルが収束していくのは、まともな業者からすれば喜ばしいことかも知れない。