太陽光発電のコスト

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太陽光発電のコストは原発より安くなるのだとか。
太陽光発電の場合は日照に影響を受ける訳で、24時間発電できるとしたら更に安く見積もれることになる。
原発の発電コストは試算の仕方で大きく異なる。
それは純粋に電気を生み出しているだけではなく、利権も生み出しているからだ。
原発周辺の自治体には金がばらまかれ、原発関連ホームページ作成には年間1億円以上が使われる。
政府が原発を推進するのは、こうした"儲け"が巨大だからと言うこともある。
純粋な発電経費と別勘定のこうした費用を含めると、日本の原発の発電コストは高くなる。

福島では原発事故があったわけだが、あれは人災的面も多々あったと思っている。
電源喪失時に、非常用電源を使用して冷却系統を稼働させた。
自動制御が効かなくなったために手動で操作したわけだが、冷却速度が速すぎると炉が傷むと言うことで冷却バルブを閉めることで温度傾斜を調整した。

津波警報が出ている時点では、非常用電源が水没する可能性は予測できたはずだ。
もし非常用電源が故障した時に冷却バルブが閉まっていたら、それは二度と開けられないことになる。
しかし冷却速度が速いと炉が傷んで再使用に問題が出てくるという事で、冷却バルブを閉じた。
そして津波が襲い、一号炉はメルトダウンすることになる。
2号炉(だったかな)は、たまたまその時に冷却バルブが開いていたので、数日間は冷却が続いた。

原発事故は各地で起きているが、その多くは人間の判断ミスや操作ミスだ。
チェルノブイリも然りであり、原発というエネルギ密度の高い機械を人間が操作することは出来ないのではないかと思う。
原発は安全だから事故は起きない、事故が起きないのだから緊急時対応は必要ない。
そう決めている政府の方針も明らかに間違っている。
事故は起きるものだとして普段から訓練を行わなければ、その時に適切な判断が出来ない。
もしもそうした訓練が行われていたなら、福島事故は回避できたかも知れない。

太陽光発電にしても同様だ。
山を削れば崩れるかも知れない。
泥流が発生するかも知れない。
台風でパネルが吹き飛ぶかも知れない。
こうしたあらゆる事故を想定した上での安全管理や建設基準などを整備しなければ、安全な発電所は出来ない。
原発より発電単価が安いですね、良かったですねではなく、安価な発電コストの裏に危険が隠れているのではないかと考えることが大切ではないだろうか。